東京が盛夏の濃密な湿度とお祭りの熱気に包まれる中、街のライブミュージック・カレンダーもそれに呼応するように熱く膨れ上がります。8月のライブシーンは、渋谷の小さなライブハウスで奏でられる1本のギターから、千葉のスタジアムを埋め尽くす数万人規模の狂騒まで、実に多彩なラインナップが揃いました。記念すべき周年の節目、J-POPシーンで密かに多大な影響を与え続けてきたソングライターによる希少なフルオーケストラ公演、そして日本を代表する最高峰のロックバンドが25年越しで飾るヘッドライナーのステージまで、見逃せない夜が続きます。
踊り、汗をかき、素晴らしい音楽とともにロックアウトしたい気分なら、以下に厳選した8月の注目ライブをチェックして、ぜひ予定を立ててみてください。

Gateballers:Acoustic One-man Live ‘Blue But Not Blues’
2013年に東京で結成されたGateballers(ゲートボーラーズ)は、キャッチーなフックの効いたインディー・ロックで評価を確立。ボーカル&ギターの濱野夏々は、あのandymoriの小山田壮平らとともにインディペンデントレーベル「Sparkling Records」を立ち上げたことでも知られています。
2016年のデビューアルバム『Lemon songs』はタワーレコードの推薦盤に選ばれ、フジロックをはじめとする数々のフェスに出演を果たしました。この8月の公演で、バンドは一切の装飾を削ぎ落とします。普段のギターサウンドが織りなす喧騒を離れ、より静かでダイレクトな表現へと昇華させるアコースティック・ワンマンライブ。彼らの根底にあるソングライティングの真価をじっくりと聴き込める、極めて貴重な機会となります。
開催日:2026年8月1日(開場 12:00/開演 12:30)
会場:Shibuya 7th Floor
チケット料金:一般 3,500円/U-23 2,500円
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yonige:one man tour 2026
羊文学やChilli Beans.のようなオルタナティブ系ガールズバンドが好きなら、yonigeのサウンドにも間違いなく魅了されるはずです。ベーシストのごっきんとボーカル&ギターの牛丸ありさが2013年に大阪で結成して以来、yonigeは日本のインディー・ロックシーンを力強く牽引する2人組として絶大な信頼を集めてきました。初期のシングル「アボカド」がYouTubeで爆発的に拡散され、2017年に『girls like girls』でメジャーデビュー。2019年には日本武道館での単独公演を成功させました。
ソニー・ミュージックレーベルズと再契約を果たした2人は、移籍後初のリリースであり、アニメ『ぽんのみち』のオープニングテーマにも起用された新曲「芽吹くとき」を引っ提げて東京公演に臨みます。東京公演のチケットは既にソールドアウトとなっていますが、公演日が近づくと当日券や追加席の情報が発表されることもあるため、こまめなチェックがおすすめです。
開催日:2026年8月6日(開場 18:00/開演 19:00)
会場: Shibuya CLUB QUATTRO
チケット料金:立見 5,000円/U-22 4,000円(ドリンク代別) ※SOLDOUT
チケット情報

DYGL Live At Fever
2010年代初頭に明治学院大学のサークルで結成されたDYGL(デイグロー)。2017年のデビューアルバム『Say Goodbye to Memory Den』をザ・ストロークスのアルバート・ハモンドJr.がプロデュースしたことで一躍脚光を浴びました。英国への拠点移行を経て、トーキング・ヘッズを彷彿とさせる肉体的なダイナミズムを取り入れたディスコグラフィを重ね、2025年には『Who’s in the House?』を発表しました。
今回の東京公演は、3ヶ月連続シングルリリースの締めくくりとなる一夜限りのFEVER単独公演。近年の作品で追求してきた、より生々しく原点回帰的なガレージ・ロック・サウンドを体感できる貴重なライブとなります。
開催日:2026年8月7日(開場 18:30/開演 19:30)
会場: 新代田FEVER
チケット料金:前売 5,000円/U-22 4,000円(ドリンク代別)
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cero Presents:Traffic
「Contemporary Exotica Rock Orchestra」の頭文字を冠したceroは、20年にわたりジャズ、ファンク、シティ・ポップを洗練されたソングライティングに昇華させ、Space Shower Music Awardsで最優秀オルタナティブ・アーティストを受賞するなど、日本のポップミュージックシーンを静かに刷新し続けてきました。
2016年より山の日(祝日)に合わせて開催されている「Traffic」は、単なるワンマンライブではなく、彼らが今最も共鳴するアーティストたちを招いて主宰するフェススタイルの主催イベントです。第7回となる今年は、ラッパーのDaichi Yamamoto、初ライブとなるJin Ono、さらにChimney、野口文らが出演。DJセット、フード出店、シルクスクリーンのワークショップなど、一日を通して多角的に楽しめる充実のプログラムとなっています。
開催日:2026年8月9日(開場 15:00/開演 16:00)
会場: Spotify O-EAST(渋谷)
チケット料金:前売 6,800円/U-23 4,800円(ドリンク代別)
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Steve Lacy:Summer Sonic Extra
ジ・インターネットでの活動を経て、スティーヴ・レイシー(Steve Lacy)はアメリカの音楽シーンにおける唯一無二の異才としての地位を確立。グラミー賞の受賞や『TIME』誌の「世界で最も影響力のある100人」への選出、さらにはケンドリック・ラマーやタイラー・ザ・クリエイターへの楽曲提供など、目覚ましい活躍を続けています。
ソロでの大ヒット曲「Bad Habit」は、ギターを軸にしたジャンルレスなソングライティングでストリーミング時代のアイコンとなりました。ニューアルバム『Oh Yeah?』のリリースに合わせ、「Summer Sonic Extra」の一環としてサマーソニック本編出演のわずか2日前に豊洲PITにて親密な単独公演を開催します。
開催日:2026年8月13日(開場 18:00/開演 19:00)
会場: 豊洲PIT
チケット料金:12,000円〜
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©︎SUMMER SONIC
SUMMER SONIC 2026
25周年という大きな節目を迎えるSUMMER SONICは、東京(ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ)と大阪の2都市で3日間にわたり同時開催される日本最大級の都市型ロックフェスティバルです。
2026年のラインナップはまさに圧巻。東京初日のヘッドライナーにはザ・ストロークスが登場。2日目にはデヴィッド・バーン、Ado、スウェード、スティーヴ・レイシーが集結し、最終日は結成35周年を迎えるL’Arc-en-Cielがサマーソニック初のヘッドライナーを務めるほか、ジャミロクワイ、BABYMETALキュレーションによるステージ、LE SSERAFIM、mgkら豪華アーティストが出演します。東京公演の多くの券種が既に完売しているため、参加を検討している方は1日券の早めの確保をお勧めします。
開催日:2026年8月14日〜16日
会場:ZOZOマリンスタジアム&幕張メッセ(千葉)/万博記念公園(大阪)
チケット料金:1日券 21,000円〜(東京)
公式ウェブサイト: チケット情報

手嶌葵 20th Anniversary Concert 2026
2006年、スタジオジブリの宮崎吾朗監督に見出され、映画『ゲド戦記』の挿入歌「テルーの唄」でデビューして以来、手嶌葵の透明感あふれる歌声は日本の音楽シーンに鮮やかな足跡を残してきました。その後もジブリ映画『コクリコ坂から』の主題歌「さよならの夏」や、ドラマ主題歌として大ヒットを記録した「明日への手紙」(2016年)など、名曲を世に送り出しています。
近年では、2024年の楽曲「森の小さなレストラン」がTikTokでバイラルヒットを記録し、世界中に新たなファン層を広げました。サントリーホールで開催される本公演は、デビュー20周年ツアーの一環。ピアノ、ギター、ヴァイオリンの室内楽編成とともに、その稀有な美声と響きを存分に堪能できる贅沢なステージとなります。
開催日:2026年8月16日(開場 13:15/開演 14:00)
会場: サントリーホール 大ホール
チケット料金:指定席 9,000円/U-22 3,000円
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PAMYU FES ~きゃりーぱみゅぱみゅ 15th Anniversary~
2010年代初頭、鮮やかでシュールなポップカルチャーを凝縮した「PONPONPON」のミュージックビデオは、世界中に衝撃を与えました。2011年のデビューミニアルバム『もしもし原宿』で日本のKAWAIIカルチャーの世界的アイコンとなってから15年。きゃりーぱみゅぱみゅが自身初となる主催フェスを開催します。
「PAMYU FES」には、氣志團や木村カエラといった長年ステージをともにしてきた盟友から、同じマキシマリズムとポップスピリットを継承する新しい学校のリーダーズ、FRUITS ZIPPER、MONGOL800まで、彼女の歩みを彩る豪華アーティストが集結。きゃりー本人がグランドフィナーレを飾る、音楽とスペクタクルが融合した最高にポップな一日が繰り広げられます。
開催日:2026年8月22日(開場 14:30/開演 15:30)
会場: ぴあアリーナMM(横浜)
チケット料金:全席指定 10,000円
出演アーティスト:きゃりーぱみゅぱみゅ/新しい学校のリーダーズ/氣志團/木村カエラ/FRUITS ZIPPER/MONGOL800
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KIRINJI Premium Symphonic Concert 2026
1996年の始動以来、堀込高樹を中心にファンク、シティ・ポップ、ソフト・ロックを縦横無尽に行き来しながら、常に洗練されたポピュラー・ミュージックを提示し続けてきたKIRINJI。初期の名曲「エイリアンズ」をはじめ、「スウィートソウル」「エイリアンズ」など、音楽家や批評家からも絶大なリスペクトを集める作品群を世に送り出してきました。
この8月、KIRINJI初となるフルオーケストラ公演が実現。指揮・斉藤一郎のもと、東京フィルハーモニー交響楽団とともに、代表曲から最新の楽曲までをクラシカルな響きで再構築します。サントリーホール 大ホールという最高の音響空間で贈る特別なプレミアムコンサートです。チケットは完売となっていますが、公式リセール等の情報をチェックしてみる価値があります。
開催日:2026年8月28日(開場 17:30/開演 18:30)
会場: サントリーホール 大ホール
チケット料金:全席指定 ※SOLDOUT
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この記事は、Ynes Sarah Filleulによる英語の原文を翻訳・編集したものです。