2026年1月20日、星野リゾートは2026年6月25日に奈良で開業予定の最新ラグジュアリーホテルの予約受付を開始しました。
同社の他の施設と同様に洗練された雰囲気が漂いますが今回は、旧刑務所を活用した日本初のラグジュアリーホテルという点でひと味違います。星のや奈良監獄は、建物が持つ歴史に敬意を払いながら、ゲストに贅沢な滞在を約束します。

「忘れがたい空間」—星のや奈良監獄

客室は全48室。公式サイトによれば、「高い天井と赤れんがの壁」が特徴です。複数の独居房を組み合わせて造られており、「歴史のスケールと現代デザインが融合した忘れがたい空間」を生み出しています。ダイニングも元収容者の食事とは比べものにならない充実ぶりで、コースは洋食や和食、和牛しゃぶしゃぶ、ベジタリアン懐石などを用意。  

1908年に開庁したこの建物は、中央監視塔から放射状に伸びる房棟という大胆なレイアウトが際立ち、英国生まれの米国人建築家ジョン・ハビランドの革命的な放射型の刑務所の設計に基づいています。明治期に建てられた日本の「五大監獄」のうち、現存する唯一の施設でもあります。設計は山下啓次郎で、れんが製造や工事の多くは囚人が担いました。 

1946年には、収容者が16~26歳であったため奈良少年刑務所に改称。老朽化と耐震性の懸念から2017年に刑務所としての役目を終え、同年に重要文化財に指定されました。高級ホテルへの転用は当初2020~2021年頃を予定していましたが、新型コロナの影響で計画が遅れました。 

ミュージアム 

ホテルに加えて、敷地内には当該地の歴史と建築遺産に焦点を当てた「奈良監獄ミュージアム」も併設されます。
展示エリアと、第三房棟および衛兵詰所を保存する保存エリアの二部構成です。ミュージアムは4月27日開館予定で、入館料は大人¥2,500から。宿泊ゲストだけでなく一般にも公開されます。

星のや奈良監獄の詳細は こちら。