Netflixの『ラヴ上等』は、従来の恋愛リアリティ番組の常識を覆す作品です。ヤンキー文化にゆかりのある男女11人が、古い校舎での共同生活を通じて愛を探します。予想通り、近年の日本のリアリティ番組でも類を見ない、記憶に焼き付くような名シーンが続出しました。

強烈な個性を持つヤンキーたちが14日間ひとつ屋根の下で過ごすことで、番組は爆笑、感動、そして混沌の間を激しく揺れ動きました。殴り合いの喧嘩から情緒不安定な号泣まで、『ラヴ上等』で私たちが語らずにはいられない7つの瞬間を紹介します。

1. Babyの水嫌い

番組最大のバズネタとなったのが第4話。新メンバー(転校生)のあもを迎えるためにショーハウスを訪れた際、あもがバーレスク風のダンス中にBabyに水をかけたことで事態は急変しました。

パフォーマンス後、挨拶に来たあもに対し、Babyは自分の飲み物をぶっかけました。この事件によりあもの合流は遅れ、飲み物に入っていた氷であもの顔に傷がついたため、Babyの強制退場まで検討されました。「水はやべーだろ」というBabyのセリフはネットで話題に。MCの永野氏は「グレムリンみたい」とツッコミを入れ、伝説のシーンとなりました。

2. つーちゃんの義理堅さ

見た目は威圧的なつーちゃんですが、番組で最も感動的な瞬間を作ったのも彼でした。第3話の終盤、彼が4年間も恋人を作らなかった理由をきぃーちゃんに告白。「元カノが幸せになるまで待っていた」というのです。

地元に帰る際、元カノもついていくと言ったものの、彼女の子供に環境を変えさせたくないと考え、あえて突き放す形で別れたというつーちゃん。

「あいつとガキが幸せになるまで俺は恋愛しないって決めてた」という彼の言葉に、女子メンバーは驚愕と尊敬の眼差し。単なるムードメーカーの強面キャラから、深く優しい男へと評価が一変した瞬間でした。

3. ミルクとつーちゃんの喧嘩…そして即、友情

ラヴ上等は初回からアクセル全開でした。到着早々、ミルクとつーちゃんが取っ組み合いの喧嘩を開始。セキュリティが間に入るほどの激しさで、視聴者に「普通の恋リアではない」ことを即座に分からせました。

しかし、引き離された後、ミルクがつーちゃんの隣に座り、なぜか意気投合。ミルクはシーズンを通してつーちゃんの良き理解者となりました。「拳で語り合う」ヤンキーロジックを体現したこのシーンで、多くの視聴者が彼らの素直さに心を掴まれました。

4. ヤンボーの衝撃的な退場

最も物議を醸したのが、ヤンボーが「大麻を辞めた」といった内容の冗談を口にしたことで強制退場となった場面です。日本では絶対に許されない一線を越えてしまいました。

「せっかくの機会を自分の発言で台無しにした」と涙ながらに謝罪するヤンボー。彼に惹かれていたてかりんにとっては悲劇的な別れとなりました。去り際、ヤンボーは持っていたお守りを彼女に手渡し、てかりんはその後も彼への思いを抱えながらお守りを持ち続けていました。

5. 屋形船とド派手な浴衣

屋形船のエピソードでは、二世を巡る女の戦いや、Babyとつーちゃんの意外な接近など見どころ満載でした。

しかし、何より目を引いたのはメンバーの浴衣姿です。いわゆる「ヤンキーファッション」を浴衣に落とし込んだような、一般的ではない派手な着こなしは圧巻。

「この集団、怖すぎる」「接客したくない」というMC陣のツッコミも含め、ヤンキーならではの独特な美学が爆発したシーンでした。

6. 泣き続けるおとさん

「どのシーン?」と思うかもしれませんが、全部です。

おとさんは二世への思いが募るあまり、常に泣いていました。特に印象的なのが喫煙所での号泣シーン。報われない片思いを吐露する姿は、視聴者にとっても気まずく、見ていて辛いものでした。

さらに、ライバルのあもがその横を鼻で笑いながら通り過ぎ、「号泣してたから邪魔しちゃいけないと思った」と冷たく言い放つ対比は、リアリティ番組ならではの残酷な名シーンでした。

 
 
 
 
 
Instagramでこの投稿を見る
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

津田祥/盆栽屋/タックル (@t_369_s) がシェアした投稿

7. タックルのタックル

第3話では、タックルというニックネームの由来が明らかになりました。新メンバーのてんてんがきぃーちゃんの作ったたこ焼きを「おいしくない」と批判。きぃーちゃんに一途なタックルは即座に反応し、てんてんに物理的に「タックル」をかましました。

タックルはインタビューで「きぃーちゃんが作ったんだから、嘘でもうまいって言え」と語りましたが、その後「でも本当にうまくなかった。たこ焼きじゃなかった」と付け加え、笑いを誘いました。